Interviews

Published on November 25th, 2015 | by The Beige Baron

0

インタビュー ジョージ・ボッドマン

Story By Yoshi

READ IN ENGLISH HERE

– これまで味わったどの轟音とも違う –

Storm of Void (以下SOV) のライブを始めて体感した時、三半規管が捻られたような妙な浮遊感に脳が痺れる中でフライパンで扇いだような重たい風を感じた。

並のギターなら10本重ねたような分厚い音圧は、包み込むというよりはタールの沼に腰まで浸かったように身動きが取れなくなるほど纏わり付いてくる。
風は、多分本当にアンプから吹いてきたのだと思う。

幼い頃から「もうちょっと掘り下げると素晴しい音楽に出会える」というのは身体で教わっていたと思います。

ブルドーザーを片手で振り回しているかのような信じられないグルーブが、この目の前のたった3人から発せられているのだという事実に打ち震えた。

しかしもっと驚いたのは、その重轟音の一翼を担うギタリストが、実は2000年前後にbluebeardやNAHTで活躍し、またThe Band Apartに英詞を提供するなど、日本のエモシーンのど真ん中でその存在感を放っていたジョージボッドマンその人であった事だった。

ライブ後、気さくにインタビューを承諾してくれた彼に、2000年当時の空気やbluebeardの再結成、またSOVやTurtle Islandの結成や活動について尋ねてみた。

Yoshiharu Ota1

Photo: Yoshiharu Ota

BNU: まず、生まれ育った場所はどちらですか?また、音楽に興味を持ち始めたきっかけは何だったのでしょうか。

産まれは東京です。母の実家が日本橋で、僕もそこで産まれました。

ただ産まれてしばらくして、母の仕事の都合で名古屋に行くことになり、母はちょっとした出張のつもりだったのが、父が「子育てするなら東京より名古屋の方が良い!」といきなり悟ったらしく、名古屋で育ちました。

母はフラメンコダンサーで、現在も名古屋で指導、舞台と精力的に活動しているのですが、僕が幼い頃から母は仕事で忙しく家を空ける事が多く、父と一緒に過ごす時間の方が多かったです。

父はウェストロンドン出身のイギリス人で、暇さえあれば一日中家でレコードをかけて、それにあわせてギターを弾く様な人だったので、僕の音楽への興味やギターを弾くきっかけは父の影響ですね。

父が生粋のロンドン子だったこともあってか、家でかけるレコードもレッドツェッペリンやジミヘン、ピンクフロイド等の王道だけでなく、TROJANレコードのコレクションがあったり、イアン・デューリーやエルビス・コステロといったSTIFFレコードものだったり、レゲエもボブ・マーリーだけでなくバーニング・スピアだったり、パンクもセックスピストルズだけでなくThe Rutsなど、幼い頃から「もうちょっと掘り下げると素晴しい音楽に出会える」というのは身体で教わっていたと思います。

僕が産まれた頃から家には父の買ったグレコのレスポールJrがあったので、ギターがしょえる位の身長になった小学校3年生くらいからギターをさわっていました。

半年だけ近所のギター教室に通って、タブ譜の読み方だとか基本的なコードの押え方とか習ったのですが、いわゆる「パワーコード」を押えれるようになった瞬間に教室を辞めて、それからずっと独学、耳コピばかりするようになりました。

おかげで25年以上ギターを弾いてますが、全く上達しないまま今日に至っています(笑)。

僕の基盤はその頃のHUCKFINNでの体験が根っこにあると思います。

残念ながら、自分の同級生や地元の友人達に音楽に興味のある子がいなく、なかなかバンドが組めないまま悶々としていた日々を過ごしていたのですが、ようやく中学校3年の時にスケボーを通じて知り合った友人とバンドを組むことになりました。彼は2つ年上だったのですが、彼はYouth Of Todayやゴリラビスケッツ、Sick Of It AllやMad Ball等といったNYHCやYouth Crew系SxExバンドが大好きで、当時僕はそういうシーンを知らなかったのですが、単純に彼がカバーしたかった曲がどれもパワーコードさえ押えられれば弾けてしまうものばかりだったので、とにかくバンドが組みたかった僕は即OKしました(笑)。

bluebeard_miki_matsushima

Bluebeard. Photo: Miki Matsushima

 

そこから彼に連れられて、名古屋は今池という町にあるHUCKFINNというライブハウスに通いまくる様になりました。たまたま父親の職場が近かったので、幼少の頃からHUCKFINNというライブハウスの事は知ってたのですが、そもそも今池はガラの良い町ではなく、特に店の周りにたむろしている人達が恐ろしかったのでそれまで近づく事がなかったのですが、中3にして初めて名古屋のハードコアシーンを知り、それから上京するまでの6、7年は、HUCKFINNで観た国内外のバンド数、そこで受けた影響はハンパじゃなかったです。当時のHUCKFINNを中心とした名古屋のバンドシーンを語ろうとすると本の一冊は軽く書けてしまう位なのでここでは書きませんが(笑)僕の基盤はその頃のHUCKFINNでの体験が根っこにあると思います。

個人的には当時からそういう「括り」がうっとうしいと思っていた方でした。

BNU: あなたはbluebeardという伝説的なバンドで90年代から日本のエモーショナルロック/ハードコアの草分け的な存在として時代を作って来られました。また、こちらもシーンに非常に大きなインパクトを与えたNAHTにも所属されていました。

そういったバンドのメンバーの方々とは、やはり音楽的なルーツの部分での繋がりが大きかったのでしょうか。それとも別の個人的な繋がりで交流が広がったのでしょうか。また当時と今で日本のロックシーンで変化したと思うような点はありますか?

まずbluebeardに関しては、Bassの戸川君との繋がりが加入のきっかけでした。元々、僕が名古屋に住んでいた頃から東京で面白そうなライブがあると、地元の先輩バンドにくっついては新宿のアンチノックや旧ロフトに遊びに行くことがあって、僕が東京にライブを観に行くとそこに必ず戸川君がいたんですね(笑)。で、こっちも毎回見かけると気になっちゃうので話しかけてみたらとても面白い男で、すぐに意気投合したんです。それから「いづれ一緒にバンドをやろう」と約束していたんですが、僕がなかなか上京出来なくて、そうこうしているうちに彼がbluebeardってバンドに加入したと聞いて、音源を聞かせてもらったら、なかなかカッコよかったんですよ。悔しかったですね〜(苦笑)。で、そうこうしているうちに僕もやっと東京に越してきて、戸川君とバンドをやるつもりだったのに彼はbluebeardで忙しくて、あてにしていたメンバーがいなくなっちゃったんで暫く悶々としていたんですが、ある日戸川君から「bluebeardのギタリストが抜けるから入る?」と誘われて、大喜びして加入したんです(笑)。

当時僕は西荻窪という町で、現在Mouse On The Keysというグループでピアノを弾いているキヨタ君とルームシェアをしていたんですが、

今はよくわかりませんが当時の西荻窪にはバンドマンが大勢住んでいて、イースタンユースやNaht, Foul,怒髪天, DMBQ,をはじめLess Than TVのバンドや全く別のシーンの人達も駅前のスタジオや居酒屋に入ると必ず誰かに出くわす町でした。

image

なかでもNahtのリーダーのSeikiさんとはbluebeardで対バン回数を重ねるにつれ、近所でも一緒に吞みに行く様になって仲良くなり、bluebeardがいざ活動停止が決まった時にすぐにNahtのギターとして誘ってくれたので、音楽的な部分も勿論ですが、そういうもっとシンプルな人と人との繋がり方だったと思います。

なんか「皆まで言わなくてもわかってるよ」的な(笑)

ただ、bluebeardでは高橋君、NahtではSeikiさんという曲を作るブレインとなる人がいて、僕はその人が作ってきたギターフレーズをそのまま再現したり、ある程度作られたものに少し手を加えるだけだったので、自分なりにバンドに貢献しようと努力していたつもりでしたが、まだ自分らしさがなんなのか、どんなギターが弾きたいのかという明確なビジョンもトーンもなかったんです。

それが次第にフラストレーションになった部分もあったし、初めて自分のギタリストとしての存在意義を感じれる様になったのは、TURTLE ISLANDに加入して曲作りに携わる様になってからでした。

シーンに関して、自分は今も昔も語れる程の立場にある人間ではないのでわかりませんが、個人的には当時からそういう「括り」がうっとうしいと思っていた方でした。

bluebeardの頃もあえて他ジャンルと思われそうなバンドやアーティストとの共演だったり、ライブハウスで無いスペースで演奏するような挑戦的な動きをしていましたし、TURTLE ISLANDは現に結成15年くらい経ってますがどこにも括られず、自分達の気の向くままに活動しています。

ただ、当時なにより刺激や脅威を感じてたのは、たまに観れる海外のバンドや先輩バンドよりもいつも身近でよく対バンしていた同世代のバンドだったのは間違いないです。

そういう意味で、あの当時から今でも音楽活動を続けてきている人達とは、程よい距離感を保ちつつも現在の活動に対して理解と尊敬を持っているし、きっとお互いにそう思ってるような気がします。なんか「皆まで言わなくてもわかってるよ」的な(笑)。

BNU: その後、Turtle Island での活動を通して世界中でライブも行われています。日本と海外のシーンを比較して、違いを感じるようなことはありますか?

TURTLE ISLANDもシーンを語れる様な立場にはないと思いますし、僕はあくまで10人いるメンバーのひとりでしかないのでバンドを代表するような答えは出来ません。

ただ個人的には、TURTLE ISLANDで海外のフェスティバルに出演させてもらって、「フェスティバル」そのものが日本と海外とで根本的に何かが大きく違うというのは感じました。

それはお客さんも運営する側も「フェスティバル」の捉え方が日本とはまるで違うというか。

少なくとも僕らがヨーロッパで出演したフェスティバルのお客さん達は「このフェスに誰が出演するか、誰がヘッドライナーなのか」ということよりも「この非日常的な空間を目一杯楽しむ!」という目的で集まってるのがひしひしと伝わったし、運営側も「子供から年寄りまでバッチリ楽しませるんだ!」っていう心意気が会場の至る所から、それはデコレーションだったり飲食エリアだったり、キッズエリアの滑り台ひとつとってもビッシビシに感じられるんですよ。

「大の大人が本気で遊ぶ空間を作ったらこうなった!」みたいな世代を超えた遊び心を感じて、音楽はその一部なんだと。

turtle-island_2956117bTURTLE ISLANDが4年前から地元の愛知県豊田市で【橋の下音楽祭 (SOUL BEAT ASIA)】という祭をやっているのですが、自分達で祭を運営する側としてとても刺激になったしアイデアの肥やしになった部分も沢山あったと思います。

僕は東京に住んでいるので、他のメンバーや祭を協力してくれている地元豊田の仲間達の労力に比べたら鼻クソにもならない程度の力にしか毎年なれないのですが、海外のフェスティバルを体験して改めて、僕らがやりたいのは「祭」なんだなと再確認出来た気がします。

BNU: 現在活動されているStorm of Voidは、EnvyのドラマーであるDairoku氏とFC.FiVEのToku氏といった凄腕のミュージシャンと共に結成されました。こちらの経緯を教えていただけますか?どなたかの誘いがあったのでしょうか。

ダイロク君も徳ちゃんも僕の友達だったので声をかけました。

そもそもダイロク君とは15年来の付き合いで、お互い昔から「いつか一緒になんかやりたいね」なんて話をしていたんですが、お互いバンドもあって仕事もあって家庭もあるのでなかなか実現するには至りませんでした。

それが4、5年位前に、僕が長年探していたヴィンテージのギターアンプをようやく手に入れて、同時に以前から興味のあった8弦ギターをたまたま手に入れる事が出来たんですが、TURTLE ISLANDの練習に持っていったらあまりに音がヘヴィー過ぎてメンバーからバンドでの使用NGが出ちゃったんですね(苦笑)。

10168164_294055134082904_4646650861519020686_nしたら、時同じくダイロク君も長年夢見ていた憧れのヴィンテージ・ドラムをたまたま手に入れることが出来て、それをenvyの練習に持っていったら音がデカ過ぎてメンバーからNGが出てしまった。

そんな話をたまたま会った時にして「じゃあ、お互いのバンドで使えなかった夢の機材を思いっきり爆音で鳴らそうぜ!」ってことでスタジオに入ったら、サクっと1曲出来ちゃったんです。

それがいまリリースされているEPの1曲目の”ICE LUNG”なのですが、

その時のスタジオで2人ともこれはちゃんとバンドとして続けたいっていう気持ちになったんですね。

なので、結成して暫くは2人だけでスタジオに入っていた時期があったのですが、ある日近所の吞み友達だった徳ちゃんといつもの様に吞んでいたら、彼がやっていたFC FIVEが解散するって話になって、徳ちゃんも常々一緒に吞んでると「自分の持っているアンプをなかなかバンドでフルで鳴らさせてもらえないっすよ〜。。。」って愚痴っていたので(苦笑)

「だったらウチで弾いてみる?」って流れで加入する事になったんです。

ただ、徳ちゃんに関しては結局FC FIVEの頃と変わらず、STORM OF VOID(以下SOV)でもスタジオで音がデカ過ぎて怒られるっていう可哀想な運命だったのですが(笑)。

あるとすればエレクトリックギターとアンプにしか出せないマジックを信じているだけです。

BNU: Storm of Voidでは、あなたが演奏されてきた今までのバンドとはかなり毛色が違い、スラッジ/ドゥーム色の濃い、とんでもなく太く、分厚い音圧のギターを演奏されています。これはバンドのコンセプト等があってそれに合わせるような形なのでしょうか。それとも、あなた自身が最高にヘヴィなものを求めたのでしょうか。

結成のいきさつでも話した様に、使いたい機材があらかじめ決まっていて、その機材の特性を生かしたサウンドメイキングという、ある種コンセプト的なものがSOVには最初からあったので、必然的にヘヴィーになっているという部分も大きいですし、それぞれがやっている(若しくはやっていた)バンドと同じ事をやっても仕方がないという部分もあるし、「彼等とならこういうことも出来る!」という一緒にやっているメンバー達からの影響という部分も大いにあると思います。

p12-despres-turtle-island-a-20141001SOVでは基本的な曲の構成やリフのアイデアを僕が考えてきて、そこにダイロク君を交えてスタジオでアレンジをし、ある程度形になったところで徳ちゃんを加えてさらに整えて行くというのが基本行程なんですが、3人ともある程度音の好みというか、エキサイトするポイントが似ているのである程度作曲の基本的な方向性は僕を信じて任せてもらえてると思います。

よくライブを初めて観に来た人から「メタル好きでしょ!?」って言われるんですが、3人とも共通して「実はあまりメタルを通ってない」っていうバックグラウンドがあって(笑)、そこが僕らの求めてる「重さ」の共通言語になっている気がします。

作曲をする上でアカデミックなアプローチだったり、楽理的知識は僕らの様な音楽をやっていても大いに役立つし、壁に当たった時に乗り越えられる大きな自信に繋がる大事な教養だと思います。

ただそれは僕らがバンドを長年やってきて少しずつ学んで来た部分のあくまで一部であって、音楽的な部分以外というか、発想と言うか、根本的にSOVはハードコア/パンクバンドだと思っています。

BNU: Storm of Voidのライブを拝見して、とにかくまず他のバンドと同じモニターから出ているとは思えない程の音圧感と、バリトンギターか下手したらベースで弾いているのではないかとすら思える程の音の太さに圧倒されました。そうした音作りのコツや機材など教えて頂けませんか?

僕の音作りにコツなどないです。

あるとすればエレクトリックギターとアンプにしか出せないマジックを信じているだけです。

COZMYlSUwAADi7aBNU: 今年に入って突如bluebeardの再結成という嬉しいニュースがあり、ファンならずともシーン全体が非常に盛り上がっています。この再結成の経緯を教えて頂けませんか?

また、それと同時に活動は今年限定とされていますが、その理由も教えて伺えられれば幸いです。

あえて一言『こづかい稼ぎ』です(苦笑)

とにかく作り続ける!やり続ければいいと思います!(笑

BNU: 現在、SNSやWebメディア、ストリーミングサービス等を使ったバンドの自主的なプロモーションが以前にも増して重要になってきていると思われます。Apple Music やSpotifyなどのストリーミングサービスについては賛否両論あると思うのですがあなた自身はどのように捉えられていますか?

そもそも、自分のキャリアで「音源が売れて潤った」という経験が一度もないので、ストリーミングに対する抵抗やメディア形体が変わって行く事に対する抵抗はほとんどないですし肯定派です。

逆にこんな事でゴタゴタ言ってたりするのはJASRACなんかに守られているようなごくごく一部のメジャーアーティストや古い体制のままの業界だけじゃないですか?

それを媒体を使ってあたかも「音楽を売る全ての人々にとって死活問題」みたいにはやし立てただけで、自分の様に音楽活動を職業にしてない人達にとっては騒ぐ程のことではないと思います。

そもそも僕らの様なバンドはライブをやっても、T-シャツ等の物販を売っても、その売上をバンドの運営(次の物販を作る為のコストや機材車のガソリン代やらスタジオ代)に回すのが精一杯で、バンドとは別に生計を立てる仕事を持つのは当然なので。

賛否両論とおっしゃいましたが、ネガティブなことばかりではないと思います。

音楽を職業としている人達にとっては、大事な収入源が減ってしまうので死活問題かと思いますが、僕らの様にセールスを気にせず、自分の作りたい音楽を自由に作って演奏する者にとっては、手軽に自分の音楽を世に流せることは便利ですし、考え方次第ではレーベルやレコード会社に頼らない活動の仕方だって出来る。

また、こうしたストリーミング等のサービスが登場したことに対する反動で、ローカルのレコードショップをサポートする「レコードストア・デイ」みたいな対極的イベントが起る事もとても面白いと思います。

で、話を元に戻すと、そもそも数字や金が目的で音楽を作っているならばもっとプロフェッショナルに打開策となるシステムの構築を必至に取り組むべきでしょう。

turtle_island_1_big_11593でも、僕らのような人間は状況がどんなに変化しようが「音楽を作りたい」「演奏したい」という欲求は誰にも止められないので、なるようになれば良いと思います。

無責任に聞こえるかも知れませんが、こんなこと頭で考えてたってしょうがないので、とにかく作り続ける!やり続ければいいと思います!(笑)

BNU: 最近よく聴いているバンドやアーティストがいれば教えて頂きたいです。

「バラライカ」というロシアの楽器があるんですけど、最近その音色に夢中でバラライカオーケストラが演奏するロシア民謡を聴くことが多いです。

改めてロシア民謡を聴いてると、実は結構日本で馴染みのある曲が多くて、昔のCMに使われてたり、替え歌になっていたり。キャッチーなメロディーが多い。それをバラライカ奏者が超絶技巧で涼しい顔をしながら弾いているのがたまらないです(笑)。

あとはグライムをよく聴いてます。

ヒップポップやドラムンベース、ダブステップ等のエッセンスを全て融合して産まれたUKストリート・ミュージックですが、イーストロンドンが産んだ大発明、80‘s UKハードコアパンク以来の純英国産レベルミュージックだと僕は思ってます。

良質なグライムやダブステップの持つ強靭且つ無慈悲な低音、無機質で冷酷で都会的なビートという血も涙もない世界観は大好物です。

BNU: 音楽以外でインスピレーションを受けるものはありますか?(映画や本など)

インスピレーションを受けている自覚がありませんが、きっと日常生活のあらゆることからインスピレーションを受けていると思います。

音楽以外で強いて幾つか挙げるとすれば、子供(自分の)、クラフトビール。

88b3e800-becd-4cf4-8ed6-5cab2f11d706

Storm of Void. Photo: Miki Matsushima

BNU: 最後に、現在取り組まれている新しい取り組みや新譜の予定等あれば教えて下さい。また、海外ツアー等の計画があれば教えて頂けませんか?

まずSOVのアルバムを現在制作中で、出来れば年末から年明けくらいをメドに完成させたいと思って進めてますが、内容にある程度納得出来るまでマイペースにじっくりコツコツ作って行こうと。

アルバムには、国内外からヴォーカリストを迎えて歌ってもらっているので、ライブの印象とは違ったものになると思います。

そもそも僕はSOVを「インストバンド」としてやっていくつもりではなかったので、今後も曲によってはゲストヴォーカルを迎えたり自分が歌う機会もあるかもしれません。

とはいえ、間違いなくヘヴィーなアルバムになりますけどね。

まだSOVはライブ本数も少ないし、なかなか他県に行く機会が少ないので、アルバムリリース後は全国津々浦々ツアーに出たいですし、海外にもツアーに出れればと妄想が膨らむばかりです。

TURTLE ISLANDも新曲の構想はいろいろ出ているので、ぼちぼちアルバム制作にとりかかると思います。

それとは別に、TURTLE ISLANDの最小編成アコースティックユニットのALKDO(アルコド)というのを唄い手のヨシキとタケマイがやっているのですが、そのアルバムレ コーディングにマンドリンで参加しまして、「AMEBA」というアルバムをリリースしました。この作品はあえて流通に乗せずに、TURTLE ISLANDとALKDOのライブ会場、若しくは自分達のレーベルmicroActionのサイト(www.microaction.jp/)でのみ手に入れる事が出来ます。

 

バンドの地元の豊田の山の方にある民宿でレコーディングしたんですが(笑)畳の部屋にエンジニアの内田直之氏(DRY&HEAVY,FLYING RHYTHMS, etc) が所有するヴィンテージ機材をガンガン持ち込んで泊まり込みで作業をしたんですが、それはそれはもうメチャクチャ楽しくて、

僕自身もマンドリンは昔から「いつか使う時が来るだろう」という理由だけで持ってはいたのですが、ちゃんと弾くのは今回が初めてで、どうなることかと思いきってやってみたら楽曲にバッチリはまって大興奮でした!

ありがとうございます。

STORM OF VOID / STORM OF VOID 【CD】

価格:972円
(2015/11/25 20:56時点)
感想(0件)

 

Like them on FACEBOOK

Follow them on Twitter


About the Author

Groping for trouts in a peculiar river.



Leave a Reply

Your email address will not be published. Required fields are marked *

Back to Top ↑